おはようございます。
今朝は板の話です。
パウダーボードのテールの話をしようかと思います。
【スノーボード】テールの形:パウダーボードに乗ってみよう!
結論
人によって向き不向きがあるので、ぜひ試してみましょう。
詳細は下に書きます。
パウダーボードの形状
パウダーボードはテールとノーズで大きく形が違います。
ディレクショナルボードの一種となります。
特徴はノーズ幅は広く、テール幅が狭いテーパードとなっていること。
セットバックが入っていること。
ノーズの面積が広いことに対して、テールの面積が小さくなっています。
浮力を得ながら推進力を作るための形状になっています。
その為、ノーズは沈みにくく、テールは沈んだとしても雪から抜けやすいようにできています。
パウダーボードのテール
代表的なテール形状として、スクエア・スプリット・ピンとあります。
基本的なスノーボードがラウンド(丸)の形状になります。
スクエア
スクエアと言って思いつくのはハンマーヘッドボードではないでしょうか?
ですが、ちょっと役割が違うんですよね。
ハンマーヘッドのテールはエッジを生かすための形状をしています。
つまりテーパードが効いているとはいえ、粘りの部分もあったりします。
パウダーボードのスクエアは浮力のために設定されています。
エッジに干渉をほとんどしません。
最低限の浮力と取り回しの良さのために設定されており、ノーズに比べ、かなり沈みます。
つまり、滑り降りるためにはノーズ側に体重を動かす必要があるんですよね。
ノーズを浮かせたダイナミックな滑りができる反面、雪がテール部分に当たりやすくなり、速度が失われることも増えます。
ただ、テールに乗る雪の量もかなり抑えられるので、雪面と平行に板を持っていくことは結構容易です。
スプリット
スワローやフィッシュテールなどともいわれる形状です。
パウダーボードと言われていち早く思いつくのはこの形状かもしれませんね。
このテールの特徴はエッジを伸ばすことと雪の抜けの良さを両立している部分です。
テールの先までエッジが存在する反面、後ろ足のホールの近くまで切れ込みがあったりします。
エッジが他のパウダーボードよりも長く設定できるので、直進の安定性は増します。
しかし、かなり軽めにもできています。
後ろ足からテールの先までの距離が稼げるので、自然と板は雪面と平行になります。
その為、板を下に落としやすい体制になるので、自然とスピードが出るようになります。
3つの中では一番速度が出る仕様になっています。
スプリットの面白いところはエッジに干渉しないスプリットもあるということです。
つまり、テールがまっすぐ伸びるのではなく、ラウンドのような形状を取りながら割れているものもあります。
この形状の場合、切り込みが浅いものが多いです。
エッジを伸ばす効果よりも浮力を得ながらスウィングウェイトを下げるためだと思います。
ピンテールの効果に近いですが、テールをラウンドのように使う意図も組み込まれていたりします。
ピン
ピンテールの場合エッジには干渉しませんが、後方を支える力が強くなります。
その為、板を下に落としやすい体制を維持しやすくなります。
スプリットに比べると面が大きいので、雪を押し下げる力が強くもあります。
つまり、ターン時のスピードコントロールに優れています。
浮力もスクエアに比べるとあります。
その為、パウダー初心者には向いているモデルかもしれませんね。
かなり面白いMOSS SNOWSTICK
モススノースティックはパウダーボード専門で出していますが、その形状のバリエーションはかなり面白いです。
特にWINGシリーズはかなり考えられています。
WING部分までエッジがあり、肩ができた後にピンとスワローがついています。
軽量化、浮力、エッジを伸ばすことそのすべてを持っているボードだといえます。
パウダーでの性能はもちろん、圧雪でのカービングと取り回しが最強クラスなんですよね。
まさにオールマウンテンボードだと思います。
WING PIN 75はものすごく柔らかく、長さを感じさせませんし、ホールの数も多く、いろんな乗り方が試せます。
ホールの数が多いというか、なんでこんなとこにホールがあるのだろうと思わせるレベルです。
まとめ
それぞれきちんとした意味があり、滑りやすさを追求しています。
機能美というのでしょうか。
本当にかっこいいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。