おはようございます。
今朝は板の話です。
メタルボードについて話していきたいと思います。
最後まで読んでいただけると幸甚の限りです。
【スノーボード】メタルボードの良さとは:重さはメリット?
結論
しかし、きちんと踏み込むことができなければ単なる扱いにくい板になってしまいます。
詳細は下に書きます。
メタルボードって?
そのまんまですが、メタルが入った板になります。
入り方はメーカー・モデルそれぞれで変わってきます。
板の全面に入っているものか、板の中心に入っているものがメタルボードと言われています。
エッジ部分にのみ入っているものなどもあったりしますが、それについてはあまりメタルボードとは言われません。
素材も様々で、アルミニウムやチタンなどが用いられることが多いです。
さびにくく、軽量で、強いからです。
メタルボードはレースシーンで使われることが多いです。
その為、アルペンボードにはかなり高確率で採用されています。
メタルの有無でレース用かフリーカービング用か、用途が分かれていると思います。
ダブルメタル・トリプルメタルといったメタルを何重にも重ねたものもあります。
近年ではカーボンの技術が上がってきているので、補強材にカーボンを加えている場合も多く見られます。
フリースタイルボードにもメタルボードは多く存在します。
ハンマーヘッドやセミハンマーに使われているのが多いですね。
やはりレースを意識して使われています。
実際の乗り味は?
自分はメタルボードは結構乗っていたりします。
チターナルシートを使った軽いものから、ダブルメタルのボードなど。
言えることは硬いということです。
しならせるのにやはりパワーが必要になってきます。
つまり、自分の描きたい弧を作るのが結構難しいということです。
トーションもほとんどなく、ねじれません。
その為かなりずれにくいです。
弧を描くためにはマニュアルで、そのあとはオートマチックでといった感じでしょうか。
メタルボードは上級者向けの板と言われています。
確かにそうなんだとは思いますが、乗り始めると結構病みつきになっていったりします。
重さについて
メタルを使っている分、通常の板よりかなり重いです。
軽いメタルボードもあったりしますが、基本的には重いです。
この重さというのが、メタルボードのまたいいところなんですよね。
持ち運びに不便だし、リフトではかなり足に負担が来ます。
それでもメタルボードの重さは魅力的なんですよ。
重さ故、ちょっとやそっとでは板が雪面から浮いてきません。
エッジグリップという言葉がありますが、それとはまた別の、雪面への食いつき方なんですよね。
この滑りこそメタルボード特有の持ち味だと自分は思っています。
メタルの入っていないボードが跳ねるような滑りだとしたら、
メタル入りのボードはしっとりした滑りだと思います。
特にダブルメタルの板に乗ったときはこの重さがこんなにポジティブに働くとは!!と驚きました。
その板はOJKのEENという板なのですが、ダブルメタルのフリースタイルボードで、
さらにラウンドシェイプという、かなり珍しい組み合わせのボードです。
入手がなかなか難しいですが、他の板にはない魅力満載なので、試してみたい方は是非一度乗ってほしいですね。
OJKのカタログはこちら
ちなみに、メタルボードは雪が薄い時期や春先のシャバ雪には適していません。
もちろん、重いのでパウダーはほんとに向いていません。
ハイシーズンの圧雪こそ本領を発揮してくれるボードになります。
ハンマーヘッドボードについて
ハンマーヘッドボードについては下の記事に書いてあります。
ご参考までにどうぞ。
【スノーボード】ハンマーヘッドボードって何?:選び方のコツ | マタハチのスノテン (nuha-matahachi.com)
まとめ
踏み込むのにパワーはいりますが、メタルなしのボードでは得られない爽快感があります。
オールシーズン乗れる板という訳ではありませんが、ハイシーズンの圧雪は他の追随を許さない性能を発揮してくれます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。