おはようございます。
今朝は板の話です。
サイドカーブって何なのかについて書かせてください。
板選びの際に大切なパラメータとなりますので覚えておくと、きっといいことがありますよ。
最後まで読んでいただけると幸甚の限りです。
【スノーボード】サイドカーブって何?:板の話
結論
深ければ回転半径が小さくなり、浅ければ大きなカーブになります。
詳細は下に書きます。
サイドカーブってどこのこと?
サイドカーブはサイドカットやラディウスと表記されます。
スノーボードの側面のカーブのことになります。
下の図でいうと、緑(スノーボード)と赤(円の外周)の接線です。
赤の円の半径(m)がカタログに書いてあるサイドカーブになります。
数字の大きさで差はあるの?
円の直径が大きければサイドカーブは浅くなります。
逆に小さければ深くなります。
サイドカーブが浅ければ板の回転半径は大きくなります。
つまり、曲がるときに大きなカーブを描くようになります。
あくまで、同じ長さの板の場合です。
通常、板の長さや有効エッジ長に合わせてサイドカーブの値をかえています。
何で曲がり方が変わるの?
スノーボードでカービングターンをするときに大きく影響します。
板を立てながら、板をたわませると、緑と赤の重なった部分が雪で埋まっていきます。
サイドカーブの部分に雪が接することにより、板が曲がっていきます。
つまり、サイドカーブが深い方が板のたわませる量も増え、板が十分に曲がり、カーブもクイックになります。
サイドカーブが深い板は比較的柔らかい板が多く、たわませやすいと思います。
サイドカーブが浅い板はその逆で、固い板が多いです。
自分の力ではなく、遠心力を使ってたわませる上級者向けの板となります。
その代わり、スピードも落とすことなく、疾走感が味わえる板となっています。
数字が何個も書いてあるのは?
カタログのサイドカーブのところに7.5-7.2-7.5など書いてあることがあります。
その場合は複数の円が組み合わさっていることを示しています。
どのように組み合わさっているのかは、メーカーによって違います。
フリースタイルの場合、中央の方がサイドカーブは深くなっています。
アルペンは面白いことに中央の方がサイドカーブが浅いんですよね。
ヒールサイドとトゥーサイドでサイドカーブが違う板とかもありますよ。
RIDEのTWINPIGがそれですよね。
面白そうな板です。
RIDE TWINPIGについて
ツインピグについては下記の記事にまとめました。
ご参考までにどうぞ。
【スノーボード】RIDE TWINPIG:今シーズンサブで乗っていたボードについて
まとめ
数字が大きければ、曲がるときに大きなカーブを描きます。
小さければクイックなカーブを描くことができます。
板を選ぶ上で注目したい部分の一つですよね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。