スノーボード なかなか厳しい世の中だけど 思いっきり楽しみたいよね!!!

【スノーボード】ファットボードってどんな感じ?:板の話

  • 2020-09-20
  • 2021-08-21

おはようございます。

今朝は板の話です。
数年前から流行り始めているファットボードについて書かせてください。
種類も増えていて、選べる数も増えてきたジャンルです。
板選びの参考にしていただけると幸いです。

最後まで読んでいただけると幸甚の限りです。

【スノーボード】ファットボードってどんな感じ?:板の話

結論

ファットボードはウエスト幅が27㎝前後の板
低速でもバランスがとりやすく安定感と浮力があります。
また、足の大きい男性でも板を立てやすくなります
しかし、板の切り返しが遅くなります

ファットボードって何?

通常の板のウエスト幅は25cm以下のものが多いです。
それに対して26cm以上、大体27cm前後の板をファットボードといいます。
足の大きい男性に好まれ、数年前から増えているジャンルの板になります。

数cmの差で変わるの?

これがかなり変わるんです。
板の切り返しが特に変わる印象でした。
板のセンタリングをうまくしておかないと片側のエッジがかなり遠く感じます。
いつもなら体をここまで傾ければ板も傾くのに、まだ板があるの?って感じです。

また、低速や、ジャンプして着地後の安定感はかなりのものでした。
全体的にゆったりと動くと楽しめるのかなと思います。

実際、板は立てられるの?

立てやすくはなります。
雪にブーツやビンディングが引っかかることをドラグといいます。
このドラグがかなり解消されます
とはいえ、やはり足の大きい人はブーツがはみ出しますのでドラグが発生します。

Donekのライダーにライアン・ナプトンという人がいます。
彼の板のウエスト幅は32cmなんですよね。
完全に板を立ててカービングをしています。
どういう滑り心地か試してみたいものです。
因みにDonekは板のオーダーを細かくできます。
世界に一本だけの板を作ることが可能なメーカーです。

他の特徴的な部分は?

板の面積が大きくなるので、浮力が増します
ショートパウダーボードとして使われることも多いです。
体重の軽い人ならば問題ないようです。

上にも書きましたが、板の切り返しが素早くできなくなります。
有効エッジがある程度長く、スピードが出やすい板だと、切り返しのタイミングがかなりシビアになります。
そのため、テーパーシェイプのように、ターン後半で抜けやすい板は相性がいいと思います。
カービングに着目すると上記のような感想になります。

パークなどで遊ぶ場合はエッジはかなり短めが良いと思います。
それでも安定感があるというのと、通常の長さではレスポンスが遅くなると思うんですよね。
自分が今使っている板からどのくらいがいいのかを考えて選ぶといいと思います。

初心者が乗れないこともないです。
しかし、できれば最初は普通の板に乗ってもらえると、違いがわかって、よりスノーボードを深く楽しめるようになると思います。

板の形状について

板の形状については下記の記事に書いてあります。
ご参考までにどうぞ。

【スノーボード】板の話:形状の種類について【まとめ】

まとめ

ファットボードはウエスト幅が太いボード。
柔らかい板だと、短いエッジのものを選んでパークやグラトリに適しています
長いエッジではスピードが出やすいですが、板の切り返しが難しくなるので、テーパードシェイプのものと相性が良いと思います。
浮力があるので、ショートパウダーにも多く用いられています。

足の大きい人も、そうでない人も違った乗り味を提供してくれるファットボードは魅力がいっぱいですよね。
板選びの参考にしていただけると嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。