おはようございます。
今朝はワックスの話です。
意外とPFASが注目され始めたので、フッ素入りワックスについて思うことを書いていきたいと思います。
最後まで読んでいただけると幸甚の限りです。
【スノーボード】フッ素入りWAXについて思うこと:PFASって何?
結論
フッ素入りワックスは競技用のみならず、一般使用も相当厳しくなると思います。
詳細は下に書きます。
PFAS化合物について
数日前、NHKのクローズアップ現代にPFASが取り上げられていました。
PFASとは有機フッ素化合物とされていますが、個人的にはこの名称には違和感があります。
フッ素を使っている有機化合物なんてそこら中にありますし、薬などにも使われています。
ですので、「有機フッ素化合物」と書くとフッ素を使っている化合物は
すべて悪いという勘違いをされるのは化学者としては嫌だなあと思う次第です。
パーフルオロアルキル化合物と呼ばれるべきなんですけど、横文字弱い人も多いですし仕方ないかなと。
このPFASですが、環境汚染や人体への影響も注目されていて20年くらい前から研究がおこなわれていました。
環境ホルモンみたいにホルモン活性はないのですが、その次の環境汚染物質として着目されていました。
スノーボードとの関係性は?
このPFASの特徴として水をはじくことと非常に安定であることがあげられます。
なんでスノーボードと関係してくるのかという点ですが、ワックスに使われている可能性があるんですよね。
ワックスの成分は詳しくはわかりませんが、PFASが使われている可能性があるとして
フッ素入りワックスの競技使用をFISが禁止しています。
それについては下の記事に書いてあります。
ご参考にどうぞ。
【スノーボード】なぜフッ素禁止なの?:ワックスはどうすればいい? | マタハチのスノテン (nuha-matahachi.com)
ちょっと思うこと
ここからは個人的な考えです。
意外と注目され始めちゃったなあというのが自分の感想です。
自分が、この化合物に思い入れがあるからなおさらそう感じるのかもしれません。
ワックスに使われているからと、スキーヤーやスノーボーダーに対して
どうこう言ってくる人は今のところいません。
でも日本人って変なところでスイッチが入ったりしますしね。
クローズアップ現代を見ていてアメリカで製造会社に対してデモが行われていました。
そういう動きはないと思うのですが、ワックス会社やスノーボーダーに向けられるのは嫌だなと。
フッ素使ってなくても十分滑るし、いろいろ注目される前に製造や使用をやめてもよいのでは?
って思っていたりもします。
それに代わる化合物はどうせ開発されると思うんですよね。
まあ、開発されたら規制されてが繰り返されていくのだと思いますが。
いたちごっこです。
逆に言うとフッ素を使わずそれ以上に滑るワックスはビジネスチャンスですよね。
TEAM RESCUE WAXとかは脱フッ素を掲げているので、すごいなあと単純に思います。
全商品 – TEAM RESCUE WAX (t-rescue.jp)
まとめ
自分の立場から使うのやめましょうというつもりはないのです。
ないのですが、面倒くさくなる前に規模は縮小していくべきなんだと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。