おはようございます。
今朝はビンディングの話です。
今シーズン使っているビンディングのユニオン ファルコアについて書きたいと思います。
最後まで読んでいただけると幸甚の限りです。
【スノーボード】ユニオン ファルコア:今シーズン使っているビンディング
結論
最大限まで軽量化されつつも、硬さのあるフォージドカーボンを使い、自由に動かしながら、レスポンスもよいという素晴らしいモデルです。
詳細は下に書きます。
ユニオン ファルコア
ファルコアはミニディスクの結構上位の機種になるっぽいですね。
かといってトリックとかよりもフリーランやパウダーに向いていると自分は思います。
特徴はミニディスクでベースプレートがやわらかいこと。
そしてハイバックがスカスカなことでしょうか。
ミニディスクとベースプレート
ミニディスクは言うまでもなく普通のディスクよりも一回り小さい2×4cmのディスクになります。
なぜこのディスクを採用するかというと、板の動きを邪魔しないためです。
密着しているのはミニディスのみで、ベースプレートのほかの部分は板の動きに合わせられます。
ファルコアのベースプレートはデュラフレックスという名称ですが、早い話、スニーカーのソールみたいな素材です。
話は反れますが、トリックに向いているビンディングとしてフラックスのDSとユニオンのストラータがあげられます。
ストラータはファルコアと同じミニディスクです。
DSのベースプレートは硬いですが、エッジの部分がカーブになっています。
つまり、自分の力を板に与えやすいのがDSです。
ストラータはそれとは逆に、板の動きを邪魔しません。
その為、板の反発を感じやすく、返ってきた力を使うことに優れています。
人によって好みは分かれますので、どちらが優れているのかは一概には言えません。
話を戻します。
つまり、ファルコアは板のフレックス、トーションを最大限使える作りになっているということです。
ハイバック
ハイバックはY字のフォージドカーボンをぐるりと囲うような形になっています。
ものすごくシンプルで軽量なつくりになっています。
ユニオンのビンディングって基本軽いんですよね。
それはねじの少なさに起因していると思います。
ハイバック、ストラップ、ヒールカップの調整を2つのねじで行います。
このシンプルなつくりこそがユニオンの真骨頂です。
フォージドカーボンはものすごく軽いですが、ものすごく硬い素材です。
それをY字に設置することで、縦方向への硬さは十便にあるのに対し、横方向へのひねりへはほとんど抵抗を感じません。
板を倒したい時への反応はクイックなのに対し、足を自由に動かせるという反応と可動を両立しているモデルになります。
反応、可動、そして軽量。
必要なものはすべて詰め込んでいて、不要なものは極限まで削ったのがファルコアというモデルだと思います。
実際の使用感
端的に言うと、本当に邪魔をしないビンディングです。
いい意味で存在感がない。
それはまず軽さから生まれるものだと思います。
板を動かすのにビンディングを介しているという感じがあまりないんですよね。
ですから、板からの反発もものすごく感じやすい。
板がしなっている、ノーズが動き、雪を捕らえている。
そういうことを的確に足に伝えてくれます。
それでいて頼りになる。
ハイバックのレスポンスが非常によく、ヒールサイドターンはかなり切れます。
前後への動きは自由なので、ポジションは結構自由に動かせます。
だから、フリーランが本当に楽しいんですよね。
圧雪でのカービング、非圧雪でのフリーランが楽しいです。
軽量な部分は非圧雪に対してかなりポジティブに働いていますしね。
FLUX DSについて
FLUX DSの使用感は下記の記事に書いてあります。
ご参考までにどうぞ。
【スノーボード】FLUX DSを使っての感想:王道ビンディング | マタハチのスノテン (nuha-matahachi.com)
まとめ
ハイバックはある程度の硬さがあり、頼りにできる一面もあります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。