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【スノーボード】MOSSのハンマーヘッド:3種類の違いは?

  • 2021-10-07
  • 2021-10-07

おはようございます。

今朝は板の話です。
MOSSのハンマーヘッドについて書きたいと思います。

最後まで読んでいただけると幸甚の限りです。

【スノーボード】MOSSのハンマーヘッド:3種類の違いは?

結論

モスのハンマーヘッドボードはアウトライン、キャンバー形状が同じ3種類が販売されている。
ノンメタルのTWFD、メタル入りのTWISTER、メタル入りでさらにコアを厚くしたTWISTER PROSPECT。
基本的な違いはその部分ですが・・・

詳細は下に書きます。

MOSSのハンマーヘッド

モスのハンマーヘッドは2011-2012シーズンから販売されているようで、ちょうど10年がたとうとしています。
その時に販売されたモデルはTWISTERとMAJESTになります。

TWISTERはいまだ販売されており、MOSSのハンマーヘッドの代名詞となっています。
ノンメタルモデルのTWFDもTWISTER FREEDOMの略で、現行のモスのハンマーヘッドはTWISTERを中心にとらえておくとわかりやすいかも知れません。

MOSS

TWISTER

ツイスターは上にも書いたようにモスのハンマーヘッドをとらえる上で、中心になるものです。
板の中心にはメタルは配置せず、両サイドにメタルを配置しています。

メタルがあることで、重量が多少は増すのですが、逆に言えばメタルが入っているのに結構軽く感じるのもTWISTERの特徴です。
メタルが配置されているので、エッジの食いつきは増すのですが、トーションがそこまで硬くならず、使うことができます。

乗り味は非常にポップで、どんな雪にも対応できます。
春先のシャバ雪ですらメタル入りのボードなのに楽しく滑ることができるんですよね。

板の中心や全面にメタルを配置する板は多いのですが、両サイドのみに配置している板は非常に少ないです。
そのため、モスのツイスターを愛用している人は多く、楽しめる人が多いんですよね。

TWFD

ノンメタル、すなわちメタルが使われていないモデルになります。
ツイスターに比べるとエッジの食いつきは弱くなりますが、浮力が生まれます。

荒れたバーンやアイスバーンなどでは少し弱いのですが、雪質を選ばず、パウダーやシャバ雪も得意だったりします。
ハンマーヘッドって面積自体は広いので、メタルが入っていない場合、パウダーが結構楽しかったりします。

また、そこまでパワーがいらず、取り回しもよいので、女性や子供でも扱いやすいのも特徴の一つです。
ハンマーヘッドを試してみたいという初心者にもお勧めできるモデルになっています。

TWISTER PROSPECT

ツイスタープロスペクトはツイスターの反発をさらに上げたモデルになります。
メタルの配置自体はツイスターとは変わりませんが、コアを少し変えてあります。

厚みを15%増すことにより、もともとあったツイスターの反発を強くしたとのことです。
この反発というのはカービングの時に加速につながる部分になります。

反発が強いほうが次のカーズへつなげる力を得やすくなり、スピードに乗せやすくなります。
反発が強い分、タイミングやおパワーを要するため、上級者向けの板となります。

ただ、反発が高いほうが良い板という訳ではありません。
上級者向けの板ということは難しい板ということですが、TWISTERやTWFDが劣っているという訳ではないんですよね。

自分のレベルやテクニックに合わせた板で楽しむのもとてもいいことなんですよね。
そこが板選びの難しいところです。

形状について

21-22シーズンから163cmが追加されました。
163はワイドシェイプになっていて、乗っているときの安定感やエッジを立てやすくなっています。

モスのハンマーヘッドの面白いところは長い板=ウエスト幅が広いという訳ではないというところだったりします。
例えば160のウエストは157よりも細かったりします。

有効エッジ長やサイドカットから最適なウエスト幅を出しています。
また、テーパードの度合いも違っていたりします。

キャンバー形状もすべて統一されています。
*C2キャンバーはいわゆるハイブリッドキャンバーで、板を立てることにより、エッジが伸びます。

フラットな状態での扱いやすさと高速域でのカービングの気持ちよさを両立したモデルになっています。

MAJESTについて

PROSPECTは19-20シーズンから販売された板になります。
それまではマジェストという板が販売されていました。

マジェストは上にもちらっと出ましたが、10年前にMOSSのハンマーヘッドとしてTWISTERと一緒に販売され始めたモデルとなります。
マジェストの後継がプロスペクトということになるのですが、この二つは決定的に違うのです。

マジェストは全面にメタルが入ったモデルとなります。
その為、ツイスターやプロスペクトでキーワードであった反発という部分が抑えられています。

とてもしっとりとした乗り心地の板なんですよね。
ゲレンデに板が吸い付くような滑りです。

全面メタルなのでパウダーやシャバ雪には非常に弱いんですが、ハイシーズンやカッチカチのバーンには無双の強さを示していました。
マジェストはツイスターとは完全に差別化され、マジェスト単独での人気もかなりありました。

しかし、販売は休止となってしまいました。
理由はマジェストに独自に使われているマテリアルが入手できなくなったから、です。

詳しく何が手に入らなくなったのかは不明ですが、板の中心にメタルを引く作業は難しいのだと思います。
特にMOSSの板はプレートやホールなどに非常に気を使っているブランドなので、難しいのかなーと思います。

マジェストにはマジェストにしかない良さがあって復活を待ち望む声も多いんですよね。

国産ハンマーヘッドについて

おすすめ国産ハンマーヘッドについては以下の記事に書いてあります。
ご参考までにどうぞ。

【スノーボード】おすすめ国産ハンマーヘッドボード6選:板の話 | マタハチのスノテン (nuha-matahachi.com)

まとめ

現行のモスのハンマーヘッドにはTDFD、TWISTER、TWISTER PROSPECTの3種類があります。
形状・キャンバーともに統一されていますが、マテリアルでこんなにも乗り味が違うのかと実感させてくれます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。