おはようございます。
今朝は板の話です。
オガサカのオルカが21-22にフルモデルチェンジになるので、それについて考察しようかなと思います。
最後まで読んでいただけると幸甚の限りです。
【スノーボード】21-22 OGASAKA ORCA:フルモデルチェンジ
結論
コンセプトは変わりませんが、より乗りやすく、スピード感を味わえる板に変わっています。
詳細は下に書きます。
OGASAKA ORCAについて
足の大きな人のために作られたオールラウンドワイドボード。
これがコンセプトになります。
15-16シーズンに登場して、愛好家を増やし続けている、オガサカを代表する一本です。
ワイドボードが今よりもっと少なかった時にワイド専門のモデルとして出たのはとても印象的でした。
コンセプト通り、足の大きな人でもガンガン板を立てていけるボードになっています。
ただ少し難しめの板なので、中上級者がカービングをするのに非常に適しています。
そのオルカが変わりました。
21-22シーズンのオルカ
まず色が変わりました。
オルカと言えば黒い板だったのですが真っ白です。
マテリアル以外はすべて変わったと思います。
シェイプもキャンバー形状も変わりました。
まずキャンバーですが、ノーマルキャンバーからフリーキャンバーに変わりました。
フリーキャンバーにすることでノーズのとらえがかなりマイルドになります。
その為操作性が今までのオルカに比べると格段に上がっています。
次にサイドカットです。
サイドカットがかなり浅くなりました。
その為ぎゅんぎゅん曲がるボードというよりも大きいカーブを楽しむボードになっています。
ゲレンデを広く使うのに向いていそうですよね。
テーパードもかなり入っています。
ノーズ幅とテール幅の差がパウダーボード並みにあります。
通常のラウンドボードでは珍しいレベルでテーパードが効いています。
サイドカットの浅さも相まって、下に下に抜けていくカービングが楽しいと思います。
高速域で攻めていけるのに雪のとらえはマイルドという中々楽しそうなボードに仕上がっていると思います。
先シーズンまでのモデルからはかなり違う乗り味になっていると思いますが、これはこれでありだと思います。
スタンス間がしっかりしているので、エッジからエッジまでの距離を感じ、板の切り返しは少し難しいです。
とはいえ、安定感があり、体重を安心して預けられる滑りは圧巻だと思います。
20-21 vs 21-22 スペック比較
20-21
SIZE | EF.EDGE.L | CO.L | NOSE W. | WAIST W. | TAIL W. | RADUS | SETBACK | STANCE |
166 | 1310 | 1270 | 311.5 | 268 | 305.5 | 10.5-10.0 | 40 | 580 |
163 | 1280 | 1230 | 314.5 | 267 | 309.5 | 9.0-8.6 | 30 | 580 |
160 | 1250 | 1200 | 310.5 | 264 | 305.5 | 8.8-8.4 | 30 | 560 |
21-22
SIZE | EF.EDGE.L | CO.L | NOSE W. | WAIST L. | TAIL W. | RADIUS | SETBACK | STANCE |
167 | 1330 | 1310 | 314 | 269 | 302 | 11.5-10.5 | 40 | 580 |
163 | 1290 | 1270 | 312 | 267 | 299 | 11.0-10.0 | 40 | 560 |
160 | 1250 | 1230 | 311.5 | 265 | 297.5 | 10.0-9.0 | 40 | 560 |
オガサカの板に乗ってみた話については下の記事に書いてあります。
注意点なのですが、旧モデルのオルカの感想を書いているので、今シーズンの参考にはならないかもしれません。
【スノーボード】OGASAKA FC 3種類:乗り比べてみました | マタハチのスノテン (nuha-matahachi.com)
【スノーボード】オガサカ CTを何種類か乗ってみた話:乗り比べてみました | マタハチのスノテン (nuha-matahachi.com)
まとめ
足の大きな人が板を立てるというコンセプトは引き継いだまま、よりダイナミックな滑りができるモデルに仕上がっています。
ここまでの変更となると、賛否両論ありそうな気もしますが、自分は今シーズンからのモデルの方が好みです。
テーパードや浅いサイドカットが好きなんですよね。
FC-Sに通じるところもありそうですよね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。