おはようございます。
今朝は板の話です。
少し前にOGASAKAの試乗会に参加した時、CTを何種類か乗り比べてみたのでそれについて書きたいと思います。
最後まで読んでいただけると幸甚の限りです。
【スノーボード】OGASAKA CTを何種類か乗ってみた話:乗り比べてみました
結論
オガサカの板はコア(芯材)によって表情が大きく変わります。
詳細は下に書きます。
オガサカの板に乗ってみて思ったこと
オガサカの板ほどコア(芯材)で大きく性質が変わるメーカーはないと思います。
ホームページやカタログを見てもらえればわかりますが、コアの説明が大きく載っています。
他のメーカーには見ない特徴だと思います。
年々このコアの種類が増えてきて、分類わけが難しくなってきたのですが、基本的には3つくらいに分けられます。
NVコア、ASPコア、OGKコア。
さらにワイドシェイプのASP2コア、OGK2コアがあります。
SPコアなどもありませすが、オールラウンドボードとして今回は上の3つを取り上げます。
あくまで乗ってみた感覚でいうと、
扱いやすいNVコア、高速域での安定性がすごいOGKコア、難しいけど取り廻せれば素晴らしい乗り味のASPコアという感じです。
もちろん、板を組成するものはコアだけではなく、トップシートやソールなどがあるので、一概には言えません。
しかし、オガサカの板はコアの影響はかなり大きいです。
乗り比べてみた話
今回乗り比べて板のCTとCT-IZはNVコアになります。
CT-SはASP、ORCAはASP2です。
OGKはFCシリーズに使われているコアなので今回は出ません。
CT
ザ・オールラウンドボードですね。
何でもできるし、どこでも行けます。
「困ったときはCTでいいんじゃない?」と言われるのも納得の板です。
逆に言えば説明が非常に難しい板です。
自分が板に合わせる必要はなく、板がすっと出てくる感じです。
かといって、物足りなさはありません。
何でもできる可能性が乗っていると伝わってくるので、乗っててめっちゃ笑顔になります。
ハイシーズンもシャバ雪の時もいつでも楽しめる。
どうすればこんなバランスのいい板ができるのかほんとに謎です。
CT-IZ
CTを固くした板と言われればそれまでなのですが、やはり高速域での安定感が出てきます。
CTよりも長い板を乗りたくなります。
自分は体重が結構あるのですが、板を信頼して体重を預けられます。
とはいえ、さすがのNVコア。
扱いやすさは十分で、他のカービング用ボードにはない扱いやすさがあります。
この板も乗っていて笑えます。
低速域だと少し物足りなく感じるかもしれませんが、遊び方はいろいろあります。
CT-IZももちろんオールサウンドボードなので、パークに入ることもできます。
CT-S
CT-SはCTと名前がついていますが、コアが違います。
ですので、結構乗り味は違います。
CTと同じ感覚で乗ろうとすると「ん?」と思います。
かなり上級者向けの板です。
コアの作りはかなりシンプルになっています。
そのため、正しいポジショニング、重心移動ができないとかなりストレスになります。
この板を乗りこなす人は上級者と言っていいと思います。
シンプルに、余計な力なく滑れるようになって初め扱える板ですね。
ORCA
オガサカのワイドシェイプボードとして発売されたORCA
ASP2コアを開発して、乗せたんですよね。
ORCAはCT-Sと同じ系統のコアということになりますが、CT-Sよりも乗りやすく仕上がっています。
ただ、幅の広いCTという認識だと、違和感があると思います。
どちらかと言えばFCの方に近いのかなと思います。
幅の広い安定感と高速域での疾走感。
そして、板を立てたときに足の大きな人でも思い切りエッジを立てられる。
立てたエッジに対する信頼感もあります。
ORCAは長めの板の展開しかされていませんが、それでいいのだと思います。
細かい取り廻しなどより、長いエッジに長く乗る楽しさが大きいです。
ディレクショナルですが、テーパーがほとんどないので、板の最後の駆け上がりが気持ちいいです。
乗りすぎると板の反発に足をやられますが・・・
ORCAとFC-Sの比較について
テーパードの違いについて語る中でORCAとFC-Sの違いについても書いています。
下の記事に書いてありますので、ご参考までにどうぞ。
まとめ
乗り比べるときはモデル名で比較するよりもコアの違いに着目することをおすすめします。
ついに21-22シーズンからCTにワイドシェイプが加わりました。
他のブランドのウェスト幅に比べると物足りなさがありますが、CTの操作感を保ったままで最大まで広げたんだろうなと思います。
OGASAKAのこだわりってやっぱりすごいんだと思いました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。