おはようございます。
今朝はワックスの話です。
ワックスが解ける温度についての実験第、第3弾です。
結論だけ読んでいただければ満足です。
【スノーボード】ワックスの話:溶ける温度って何度?【その3】
目次
結論
ガリウム ハイブリッドベースピンク・ブルー・グラファイトについて熱重量示差熱分析を行いました。
ハイブリッドベース ピンクは117℃で完全溶解し、160℃付近で重量減少をしていました。
120~130℃の範囲で使いましょう。
ハイブリッドベース ピンクは120℃で完全溶解し、160℃付近で重量減少をしていました。
120~130℃の範囲で使いましょう。
グラファイトは117℃で完全溶解し、重量減少はしませんでした。
120~130℃の範囲で使いましょう。
ハイブリッドベース ピンクは117℃で完全溶解し、160℃付近で重量減少をしていました。
120~130℃の範囲で使いましょう。
ハイブリッドベース ピンクは120℃で完全溶解し、160℃付近で重量減少をしていました。
120~130℃の範囲で使いましょう。
グラファイトは117℃で完全溶解し、重量減少はしませんでした。
120~130℃の範囲で使いましょう。
実験
ガリウム ハイブリッドベースピンク・ブルー・グラファイトをそれぞれ15mg程度取って20℃から200℃の変化を確認した。
使用した装置は熱重量示差熱分析装置(TG-DTA)です。
結果
ハイブリッドベースピンク
今までのワックスとは違い、117℃になるまでエネルギーが安定しません。
それ以下の温度で使用すると、十分に溶けない可能性が高いです。
また、160℃から重量減少がみられます。
使用しないと思いますが160℃以下で使用しましょう。
アイロン温度は130℃以下になっています。
120~130℃の範囲で使用すると十分に溶解し、ソールを焼くことはないでしょう。
ハイブリッドベースブルー
120℃になるまでエネルギーが安定しません。
それ以下の温度で使用すると、十分に溶けない可能性が高いです。
また、160℃から重量減少がみられます。
使用しないと思いますが160℃以下で使用しましょう。
アイロン温度は130℃以下になっています。
120~130℃の範囲で使用すると十分に溶解し、ソールを焼くことはないでしょう。
グラファイト
117℃になるまでエネルギーが安定しません。
それ以下の温度で使用すると、十分に溶けない可能性が高いです。
また、160℃から重量減少は確認されませんでした。
アイロン温度は130℃以下になっています。
120~130℃の範囲で使用すると十分に溶解し、ソールを焼くことはないでしょう。
まとめ
今回はガリウムのハイブリッドベースピンク・ブルー・グラファイトについて融解温度を確認しました。
まとめの表は下の通りです。
まとめの表は下の通りです。
ワックス | 溶ける温度 | 上限温度 | 推奨範囲 |
HBピンク | 117℃ | 130℃ | 120~130℃ |
HBブルー | 120℃ | 130℃ | 120~130℃ |
グラファイト | 117℃ | 130℃ | 120~130℃ |
今回で3度目となりましたが推奨範囲で使っていただければ、安心して使うことができると思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。