スノーボード なかなか厳しい世の中だけど 思いっきり楽しみたいよね!!!

【スノーボード】板の話:ハイブリッドキャンバーって何?

  • 2020-11-04
  • 2021-03-02

おはようございます。

今朝は板の話です。
板の形状の一つであるハイブリットキャンバーについて書きたいと思います。

最後まで読んでいただけると幸甚の限りです。

【スノーボード】板の話:ハイブリッドキャンバーって何?

結論

ハイブリッドキャンバーは二つ以上のキャンバー形状を組み合わせた形。
各メーカーが日進月歩進化開発している形状です。
スノーボードの可能性を広げてくれる形になっています。

詳細は下に書きます。

ハイブリッドキャンバーって何?

ハイブリッドキャンバーは二つ以上のキャンバー形状を組み合わせてできる板の形状です。
ノーマルキャンバー・ロッカー・フラット・ダブルキャンバーの4種類のうち2種類を組み合わせています。

ダブルキャンバーもノーマルキャンバーとロッカーのハイブリッドになるのですが、一つのジャンルとして確立しているため、今回は割愛します。

ハイブリッドキャンバーにはどんなのがあるの?

ノーマルキャンバー×ロッカー

ノーズロッカーといわれる形状です。
ノーマルキャンバーのノーズ・テールの部分にロッカーが入っており、踏むと先が上がりスライドさせやすくなります。
エッジの使い方はノーマルキャンバーの使い方ができます。
ノーズロッカーはノーズ部分がより反っているため、パウダーボードに多用されていました。
しかし、近年では雪のとらえ方がソフトで使いやすいこともあり、ハンマーヘッドボードにも用いられることが増えています。

ノーマルキャンバー×フラット

フラットボードに足元のみキャンバーの入ったものと、ノーマルキャンバーの足元にフラットが入っているものがあります。

フラットボードに足元にキャンバーがある形状は板の素直な性能が楽しめます。
キャンバーが入っているため板の反発が得られるようになり、滑るだけでなく、縦の遊びができるようになります。

ノーマルキャンバーの足もとにフラットがあるものは踏み込むことでノーズが上がります。
ノーズが上がることによって板がスライドさせやすくなり、操作性が上がります。
また、板を立てたとき、エッジが伸び、高速で安定英が得られます。

ロッカー×フラット

フラットロッカーと呼ばれるものです。
フラットボードのノーズ・テールがロッカーボードのように上がっているものです。
ロッカーが線で雪面を捕らえていることに対して、フラットロッカーは面で雪を捕らえます。
踏み込む力が弱くても板を操作しやすいことが魅力です。

ダブルキャンバー×フラット

ダブルキャンバーの中央のロッカー部分がフラットになっている形状です。
ダブルキャンバーの浮力や操作性を維持したまま、エッジグリップを上げています。
高速での安定性やカービングがよりしやすくなっている形状です。

ハイブリッドキャンバーについてもっと詳しく

キャンバー形状による操作性については下の記事に書いてあります。
ご参考までにどうぞ

【スノーボード】板の操作性の良さって何?:キャンバー?エッジ?

まとめ

ハイブリッドキャンバーは2種類以上のキャンバー形状を組み合わせた形状。
各メーカーが様々な形状を作り出しています。
主に扱いやすさを向上するために作られているものが多いです。
遊び方の幅が広がるので、試乗する機会があれば試してみましょう。

30年以上前に発売された「アイデアの作り方(ジェームス・W・ヤング、㈱CCCメディアハウス」という本にこんな言葉があります。

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない

今はベースの組み合わせが出そろったという時期でしょうか。
今後さらなる組み合わせが生まれて、ボーダーを楽しませてくれると思いますし、願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。