スノーボード なかなか厳しい世の中だけど 思いっきり楽しみたいよね!!!

【スノーボード】板の話:ノーズの形状について

  • 2020-10-22
  • 2020-10-22

おはようございます。

今朝は板の話です。
ノーズの形状について書きたいと思います。

最後まで読んでいただけると幸甚の限りです。

【スノーボード】板の話:ノーズの形状について

ノーズとは直訳すると鼻という意味になります。
スノーボードの先端もしくは両端の形のことを指します。
ノーズの逆側はテールといいます。

結論

ノーズの形状はラウンド、ハンマーヘッド、パウダーが主流でアシンメトリーといったその他の形状があります。

詳細は下に書きます。

ラウンドノーズはオールラウンド

一番癖のなく、乗りやすく、操作のしやすい形状となります。
スノーボードと言って思い浮かべる丸い形状ですね。
引っ掛かりがなく、表面積が広いため浮力もあります。
有効エッジ長に比べると全長が長くできています。
そのため、ラウンドノーズの板は身長-15cmで選んでもあまり問題がなかったりします。
初心者向けというわけではなく、初心者から上級者まで好んで使う人が多いです。
基本を知るという意味で、初心者にはこの形状がお勧めです。
原点にして頂点なんですけどね。

アルペンボードに関していうと、最近はラウンドノーズは少なくなりました。
ハンマーヘッドでも取り扱いやすい板が増えたからです。
ノーズをロッカー形状にしたり、やわらかく操作しやすくすることにより、ハンマーヘッド形状が非常に多くなっています。

ハンマーヘッドはレースやカービング

フリースタイルボードだとフリーカービングモデルに多いです。
メタルやカーボンを使って、硬さや反発を上げたものが非常に多いです。
ハンマーヘッドはラウンドノーズの先っちょを真横にちょん切った形になっています。
金槌という意味になるのですが、ハンマーヘッドシャークのように横に飛び出してはいません。
ハンマーヘッドの場合、板の全長に比べて有効エッジ長が長くなります。
短い板でも高速及びRの大きなカーブを楽しめます。
ラウンドノーズで同じ長さの有効エッジ長だと板はかなり長くなってしまいます。

形状からノーズが突き刺さるときもあります。
特にメタルが入っている板は重く、浮力がないので、突き刺さりやすいです。
やわらかい雪や春先のシャバ雪ではすごく刺さります。
ハンマーヘッドでも、メタルを使っていなければ表面積の広いハンマーヘッドの板は浮力がありますので、結構パウダーもいけるようになります。

ラウンドとの中間の形のセミハンマーという形もあります。

パウダーはパウダー

パウダーの形状はなんていうんですかね。
テール部分がスワローテールと言ったりもするんですが、ノーズの名称は何でしょうかね。
ノーズ部分はラウンドを伸ばしたような形をしていて、くちばしのようにとがっているものが多いです。
パウダースノーを切り裂き、サーフライドのよう乗ることができます。
最初に雪に当たる部分が小さいため、抵抗が少なく、推進力が失われにくいです。
また、表面積を広くすることにより、浮力が増えます。

パウダーボードは板の抜けをよくするためにテーパードになっているものが多いです。
パウダーのみに限らず、圧雪も気持ちよく滑れるんですよね。

しかし、有効エッジ長に比べると板の長さがかなり長くなります。
そのため、車内に入れることが難しく、キャリアーが必要になります。
スワローテールは板の全長を短くするのにもいいんですよね。

その他の形状

基本的にはデザイン重視になります。
性能はラウンドノーズとほとんど変わりません。
多いものはヒールサイドとトゥーサイドで形状の違うアシンメトリー形状です。
性能上その他の形状にしているものもありますがそれを個々に説明するのは厳しいです。
滑りにくいという感じはありませんので、ほかの人と違う形状が良いという人はぜひ。

まとめ

ノーズの形状は「ラウンド」「ハンマー」「パウダー」「その他」の4種類。
同じ有効エッジ長なら板の長さはパウダー>ラウンド>ハンマーとなる。
ラウンドはオールラウンド。
ハンマーはカービングやレース。
パウダーはパウダースノーやサーフライド。
特化しているが、ほかのものに使えないというわけではない。

パウダーボードでもカービングしやすい板というのも多く出ています。
素材の多様化により、形状の常識が覆されつつある最近は本当に板選びが楽しくなりましたよね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。