おはようございます。
今朝はスノーボードの形状、「テーパード」について書かせてください。
今後の板選びの参考にしていただけると思います。
最後まで読んでいただけると幸甚の限りです。
【スノーボード】テーパードってどんな形状?:板の話
テーパードって?
板の形状の一種です。
ディレクショナルの一種になります。
ノーズ幅と比較してテール幅が狭くなっているものです。
乗った感覚ではサイドカットの入り方(抜け方?)も前後で違うと思います。
ノーズとテールの幅の差が何mm以上でテーパードという規定はなさそうです。
おしゃれな方なら、テーパードパンツを思い浮かべれば、なんとなくわかると思います。
何が違うの?
実際に先シーズン、試乗会でOGASAKAのFC-SとORCAをのり比べてみたのでその感想を書きます。
有効エッジ長、サイドカット、コア材などが違うので一概に比較はできませんがご参考までに。
各ボードのスペック
サイズ | 有効エッジ | ノーズ幅 | ウエスト幅 | テール幅 | サイドカット | |
ORCA | 163 | 1280 | 314.5 | 267 | 309.5 | 9.0-8.6 |
FC-S | 163W | 1380 | 315 | 266 | 306 | 9.5-10.4-11.5 |
雪をとらえる感覚はほとんど同じなのですが、一番違うところはカーブ終わりです。
FC-Sの方がテーパードシェイプとなっています。
ORCA
サイドカットが深いこともあると思うのですが、板の反発をすごく感じます。
粘り強いという感じでしょうか。
オートマティックでギュウィンって曲がってくれる感じですね。
カービングの遠心力を次のカービングに向かわせてくれます。
逆に言うと乗りすぎると深く曲がりすぎてしまいます。
板を返すタイミングが少しシビアなのかもしれません。
剛体術の威力を味わえる板です。
FC-S
ORCAとは性質がやはり違います。
サイドカットが浅いこともあって、カーブ終わりのぬけの良さが快感でした。
カービングの遠心力を、下へ向けてスピードにつなげていきます。
マニュアル感があり、ギュンっとスピードに乗せてくれます。
板を返すタイミングは自分次第になると思います。
そのため、カービングからカービングにつなげるのは少し技術が必要かもしれません。
疾走感が最高の板です。
試乗会の日は雨で雪がかなり重くなっていました。
それぞれの特徴がより強くとらえられた日でもありました。
RCAは粘り強さが強調され、FC-Sは疾走感が強調されました。
結局テーパードってどうなの?
テーパードの特徴はぬけの良さだと思います。
遠心力をを下に向かう力に変えて、疾走感を味わえますね。
特にワイドシェイプの板と相性が良いのかもしれません。
浮力を失うことなく、安定した滑りが可能となります。
もちろんスイッチは苦手なんでしょうね。
その他の板の形状について
その他の板の形状については下の記事に書いてあります。
ご参考までにどうぞ。
【スノーボード】板の話:形状の種類について【まとめ】
まとめ
メリットはノーズのぬけが良く、疾走感が味わえるところ。
デメリットはスイッチが難しい、カーブからカーブにつなげるきっかけが少し難しい。
カービング向けの板しか乗っていないのと、あくまで自分の感覚なので参考程度にしてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。