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【スノーボード】テーパードってどんな形状?:板の話

  • 2020-09-11
  • 2021-08-21

おはようございます。

今朝はスノーボードの形状、「テーパード」について書かせてください。
今後の板選びの参考にしていただけると思います。

最後まで読んでいただけると幸甚の限りです。

【スノーボード】テーパードってどんな形状?:板の話

テーパードって?

板の形状の一種です。
ディレクショナルの一種になります。
ノーズ幅と比較してテール幅が狭くなっているものです。
乗った感覚ではサイドカットの入り方(抜け方?)も前後で違うと思います。
ノーズとテールの幅の差が何mm以上でテーパードという規定はなさそうです。

おしゃれな方なら、テーパードパンツを思い浮かべれば、なんとなくわかると思います。

何が違うの?

実際に先シーズン、試乗会でOGASAKAのFC-SとORCAをのり比べてみたのでその感想を書きます。
有効エッジ長、サイドカット、コア材などが違うので一概に比較はできませんがご参考までに。

各ボードのスペック

  サイズ 有効エッジ ノーズ幅 ウエスト幅 テール幅 サイドカット
ORCA 163 1280 314.5 267 309.5 9.0-8.6
FC-S 163W 1380 315 266 306 9.5-10.4-11.5

雪をとらえる感覚はほとんど同じなのですが、一番違うところはカーブ終わりです。
FC-Sの方がテーパードシェイプとなっています。

ORCA

サイドカットが深いこともあると思うのですが、板の反発をすごく感じます。
粘り強いという感じでしょうか。
オートマティックでギュウィンって曲がってくれる感じですね。
カービングの遠心力を次のカービングに向かわせてくれます。
逆に言うと乗りすぎると深く曲がりすぎてしまいます。
板を返すタイミングが少しシビアなのかもしれません。
剛体術の威力を味わえる板です。

FC-S

ORCAとは性質がやはり違います。
サイドカットが浅いこともあって、カーブ終わりのぬけの良さが快感でした。
カービングの遠心力を、下へ向けてスピードにつなげていきます。
マニュアル感があり、ギュンっとスピードに乗せてくれます。
板を返すタイミングは自分次第になると思います。
そのため、カービングからカービングにつなげるのは少し技術が必要かもしれません。
疾走感が最高の板です。

試乗会の日は雨で雪がかなり重くなっていました。
それぞれの特徴がより強くとらえられた日でもありました。
RCAは粘り強さが強調され、FC-Sは疾走感が強調されました。

結局テーパードってどうなの?

テーパードの特徴はぬけの良さだと思います。
遠心力をを下に向かう力に変えて、疾走感を味わえますね。
特にワイドシェイプの板と相性が良いのかもしれません。
浮力を失うことなく、安定した滑りが可能となります。
もちろんスイッチは苦手なんでしょうね。

その他の板の形状について

その他の板の形状については下の記事に書いてあります。
ご参考までにどうぞ。

【スノーボード】板の話:形状の種類について【まとめ】

まとめ

テーパードとはノーズ幅とテール幅に差がある板でディレクショナルの一種。
メリットはノーズのぬけが良く、疾走感が味わえるところ。
デメリットはスイッチが難しい、カーブからカーブにつなげるきっかけが少し難しい。

カービング向けの板しか乗っていないのと、あくまで自分の感覚なので参考程度にしてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。