スノーボード なかなか厳しい世の中だけど 思いっきり楽しみたいよね!!!

【スノーボード】学びなおしのノーマルキャンバー:基本のキャンバー

  • 2024-10-25
  • 2024-10-25

おはようございます。

今日は板の話です。
ノーマルキャンバーについてちょっと最近思うことについて考察していこうと思います。

最後まで読んでいただけると幸甚の限りです。

【スノーボード】学びなおしのノーマルキャンバー:基本のキャンバー

結論

ノーマルキャンバーは伝統的なキャンバー形状。
中央部分がアーチ状に持ち上がっており、高い反発力と安定性があります。
カービング性能に優れ、高速での滑走やキッカーでのジャンプにも最適。
ただし、エッジの引っ掛かりやすいため、初心者には少し扱いにくい面もあります。
今回も少し突っ込んで考えてみます。

詳細は下に書きます。

スノーボードのキャンバーって?

このサイトでもノーマルキャンバーについて何回も書いてありますし、
他のキャンバーについても結構書いていたりします。

スノーボードを平らな場所に置いたとき、板の中央部分がアーチ状に持ち上がり、
ノーズとテールだけが接地する弓のような形状です。

ノーマルキャンバーについて言われている一般的なことは、上の結論部分に書いてあります。
詳細に書くと下のような感じになるかと。

ノーマルキャンバーの特徴

ノーマルキャンバーのメリット

高い反発力と安定性
ターン時に雪面からの圧力を受け止め、解放することで強い反発力を生み出します。
これにより、力強いカービングターンや高いジャンプを実現できます。
また、高速滑走時の安定性にも優れています。

正確なエッジコントロール
エッジ全体が雪面にしっかりとコンタクトするため、
エッジグリップが高く、正確なコントロールが可能です。

優れたカービング性能
高い反発力とエッジグリップにより、鋭く力強いカービングターンを楽しめます。

キッカーでの安定性
ジャンプ時の安定性が高く、着地時の衝撃吸収にも優れています。

ノーマルキャンバーのデメリット

エッジの引っ掛かりやすさ
初心者にとっては、エッジが引っ掛かりやすく、転倒しやすいため、扱いにくい場合があります。

パウダーでの浮力の低さ
雪面との接地面積が大きいため、パウダーでは沈み込みやすく、浮力に欠けます。

グラトリの難しさ
板の反発力が強いため、プレス系のトリックやバター系のトリックが難しく、習得に時間がかかります。

ノーマルキャンバーが向いている人

中級者~上級者
基本的にはどのレベルの人にも受け入れられやすい形状ではありますが、
ある程度のライディングスキルがあり、カービングターンやジャンプを積極的に楽しみたい人に向いているかと。

高速での滑走を好む人
高速安定性に優れているため、スピード感のあるライディングを楽しみたい人。

カービング性能を重視する人
鋭く力強いカービングターンを追求したい人。

キッカーでのジャンプを重視する人
高いジャンプや安定した着地を求める人。

ノーマルキャンバーでググってみるとこんな特徴が書かれていると思います。

今回はアーチ形状と反発についてよく考えてみる

ノーマルキャンバーで一番の特徴は弓型の形状とそれから生み出される反発です。
キャンバーは「反り」という意味なのでアーチ形状なのは当たり前ですが。

ノーマルキャンバーの反りにフォーカスすると、この反り具合の幅が広いということが言えます。
地面からアーチのトップまでの高さまでの自由度が大きいんですよ。

当たり前と言われるかもしれませんが、これは他のキャンバーでは見られない特徴です。
ダブルキャンバーやハイブリッドキャンバーは非常に完成度が高く、

板の反りとのバランスを非常に重視して作っています。
その為、ある種制限というかがあり、無茶なハイキャンバーは入れない印象が強いです。

ハイブリッドキャンバーは特に滑りやすさが重視されるので、
ローキャンバーを採用しているものが多かったりします。

その反りの動きを考えるとまた面白いんですよね。
板のたわみの幅とたわみから元の位置まで戻るまでのスピードの動きがあります。

今のスノーボードは素材や技術がかなり上がってきていて、
その部分まで調整したものが増えてきています。

たわみの幅が大きいということは板の形状が変わる幅が大きいということ。
たわみの戻りが早いほど反発が得られやすいということになります。

そしたらフレックスってどっちのことを言っているのって話ですが、
そこまで厳密に考えたことはありませんが、微妙に違うと思います。

フレックスのやわらかい板を考えるとしなりやすさとしなる幅を思い浮かべます。
硬い板はしなりにくく、幅が小さい(硬いので少ししか動かせないor一瞬しかしならない)。

つまりフレックスは反発というよりも
しなるまでの距離とそれにかかる力を表している感じですかね。

たわみと反発について考えるとおもしろいんですよ。
両方ともカービングやジャンプについて必要な要素ですが、

カービングはたわんでいる状態から切り替えに反発を使う感じですね。
ジャンプはたわみでエネルギーをためて、反発で高くジャンプする感じですかね。

どちらも上級者になればなるほどハイキャンバーかつ高反発を選ぶようになってきます。
ちなみにしなる量は同じなのにしなるスピードが違う板の代表格に

キャピタのマーキュリーとメガマーキュリーがあります。

ノーマルキャンバーはベーシックなキャンバー?

ベーシックなキャンバーであるのは間違いはありませんが、
スノーボードが開発された最初からあるわけではないです。

初期のスノーボードには、現在私たちがキャンバーと呼んでいる形状は存在していませんでした。
スノーボードの原型は「Snurfer」(スナーファー)と呼ばれ、1960年代にシャーマン・ポッペンによって考案されました。

これは、2枚のスキーを合わせたような形状で、
全くしなりがなく、基本的にまっすぐ滑り降りるためのものでした。

1970年代に入ると、ディミトリ・ミロビッチらによって、
現代のスノーボードに近い形状の板が開発され始めました。

しかし、これらの初期のスノーボードも、まだキャンバー形状は持っていませんでした。
どちらかといえば、わずかにロッカー形状に近かったり、完全にフラットな形状でした。

キャンバー形状がスノーボードに取り入れられるようになったのは、1980年代に入ってからです。
キャンバー形状によって、板の反発力やエッジグリップが向上し、

カービングターンが可能になったことで、スノーボードのライディングスタイルは大きく進化しました。
つまり、初期のスノーボードにはキャンバーはなく、

その後の進化の過程で、より高度なライディングを実現するために導入された形状です。

まとめ

ノーマルキャンバーの魅力はしなりの幅とスピード。
この幅やスピードについて様々な種類があるのが最大の特徴です。
なんだかんだで、ノーマルキャンバーはまだまだ種類が多いなあと思う次第です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。