おはようございます。
今朝はビンディングの話です。
バートンのジェネシス、マラビータ、カーテル、ミッションについて比較を書いていきます。
最後まで読んでいただけると幸甚の限りです。
【スノーボード】バートンのビンディング4種比較:どこが違うの?
結論
それぞれ個性がありますが、得意不得意がなく、使いやすいのがバートンのビンディングですよね。
詳細は下に書きます。
気になるウイングハイバック
バートンのウイングハイバック搭載モデルは近年は毎年変わっている気がします。
しばらく前はカスタムに搭載されていて、マラビータにしばらく使われていました。
昨年の記憶はおぼろですが、カーテルだった気がします。
そして今年はミッションになっています。
ウイングハイバックってどちらかと言えばトリック系の滑りに向いていると思っています。
そうなると、基本的にハイバックのモデルって動かないんですよね。
だから逆に言うと、どのモデルにウイングハイバックをつけてもいい滑りができるよというバートンの自信の表れだと思っています。
スノーボーダーを第一に考えて、やりたいことを滑り手に決めさせるバートンらしいなとも思います。
各モデルの比較
上記の通り、ハイバックの形状を変えてもどいつもいけるよということは、実は明確な差がないのではとも思いました。
くわえて、マラビータのウイングハイバックとミッションのウイングハイバックでは価格も差があり、どの部分が違ってくるのだろうとも思います。
ですので、いっそのことジェネシス、マラビータ、カーテル、ミッションを比較してみたいと思ったわけです。
ぶっちゃけ、ミッションのウイングハイバックモデルが気になっているのですが、価格はそれにふさわしいのかを確認したいという意図もあります。
硬さ
カーテルのみがStiff(硬い)でその他はMediumです。
ただ、個人的にはカーテルXもあったりするので、そこまで硬くないのでは?とも思います。
ちなみにFSはSoftですね。
ベースプレート
今回形状はRe:Flexモデルのみを比較していきます。
その為形状は変わりません。
基本的にショートファイバーグラス30%含有ナイロンです。
ジェネシスのみスパー・ハイバックにショートファイバーグラス18%含有ナイロンを使っているようです。
ショートファイバーグラスを用いている方が、重くはなりますが、硬さが出ます。
ただ、基本的にベースプレートの硬さは一緒のようですね。
フットベッド
ジェネシスとマラビータは硬さの違うクッションを用いることで、カントを作り出しています。
カーテル・ミッションは平らなフットベッドとなります。
カントが何度になるのかは不明ですが、カントがあった方が板への力の伝達がスムーズになります。
また、ジェネシスとマラビータはB3ジェルクッションというのがかかとに入っています。
このB3ジェルは指先ほどの大きさしかありませんが本当に有能です。
凍り付かないこともそうなのですが、滑らなくなって足が固定されます。
ずらすことすら不可能なレベルなので、多少融通が利かない感じもありますが、有無により、かなり性能は変わってくると思います。
ストラップ
これはすべて違います。
ミッションはリアクトストラップが採用されています。
カーテルはハンモックストラップ2.0となります。
ジェネシス・マラビータは非対称型ハンモックストラップですが、スパイン形状が違います。
また、ジェネシス・マラビータはダブルテイクのラチェットとなっています。
価格差に大きく響いているのはこの部分かもしれません。
トゥストラップもジェネシス・マラビータはスーパーグリップキャップストラップを採用しているのに対し、
カーテル・ミッションは無印のものになっています。
ハイバック
ジェネシスは特徴的ともいえるハンモックハイバックが採用されています。
ずれないし、フィット感はよいしで最高のハイバックの一つだと思います。
マラビータはヒールハンモックとなっていて、ヒールのホールド感をかなり重視したモデルになっています。
カーテル・ミッションはシングルパーツのハイバックになっています。
ただ、各モデルによって、ハイバックの形状はかなり異なるので、素材が一緒とはいえ、使用感はかなり変わってくると思います。
フォアドリーン
ジェネシスがスライドタイプなのに対してその他はダイアルっタイプになっています。
あと、意外とFSはスライド式だったりします。
バックル
上にも書きましたが、ジェネシス・マラビータはダブルテイクでギザギザが斜めになっています。
カーテル・ミッションはスムーズグライド式のバックルで、結構よく見る形になっています。
何となく比較した感じ
ジェネシス
細部までこだわりぬいて作っているのを感じます。
重厚感もありますが、どんな場面でも使用できるモデルなのかなと。
長い間モデルチェンジがされていないモデルでもあります。
信用の高さがうかがえますが、その反面、値崩れもしにくいので、型落ち品でも安価で手に入れるのは難しかったりします。
マラビータ
ジェネシスよりも価格を抑える工夫がされていますが。抑えるところは抑えている感じです。
ジェネシスに比べると少しやわらかくできているのが強みでもあります。
やはりこちらも汎用性の高いモデルですね。
ハイバックのモデルは毎回完売だったのですが、やめたのはやはり、価格の問題なのかなと思います。
カーテル
硬いとの表記ですが、そこまで硬くはないと思います。
こちらも汎用性が高いと思いますが、マラビータよりもスピード出したい人向けなのかなと。
さらにレスポンスを求めたカーテルXも選択肢にはなるのでゴリゴリのカービングをしたい人はいいかもしれません。
ミッション
比較すると、結構カーテルと似ている印象を受けました。
ハイバックとアンクルストラップの形状が違うミドルフレックスのカーテルといった感じでしょうか。
そのため、カーテルと比較してもそこまで価格差がありません。
一つ目のバインディングに選んでもいいレベルですが、FSが価格の割に出来が良すぎるんですよね。
結構選択肢に上がりにくいモデルだったからこそ、今回ウイングハイバックをつけて差別化してみたのかもしれません。
Re:FlexとESTの違いについて
バートンは板への設置方法の違いでRe:FlexとESTと別れています。
下の記事に詳細を書いてありますので、ご参考までにどうぞ。
【スノーボード】Re:FlexとESTって?:BURTONのビンディング | マタハチのスノテン (nuha-matahachi.com)
まとめ
ストラップのようにすべて違うものもあれば、ベースの形のようにすべて同じものもありました。
モデルの数としては少ないかもしれませんが、どのモデルでもいろんなことができます。
バートンのビンディングって他のブランドと違って特化がないと思うんですよね。
こういう滑りをしてほしいというよりも、この道具を使って、自分の楽しみ方を見つけてほしいという感じですかね。
そういう考え方って、いかにもバートンらしく、スノーボードらしいなって感じます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。