おはようございます。
今朝はビンディングの話です。
前振りってどうなのかについて話したいと思います。
最後まで読んでいただけると幸甚の限りです。
【スノーボード】前振りってどうなの?:アングル・スタンスの調整
結論
ドラグもかかりにくくなるし、板のサイドカーブを生かした滑りがしやすくなります。
詳細は下に書きます。
前振りってどういうこと
ビンディングを思い切り前に向けることを言います。
フロントの足を30度前後(27~36)、バックの足を24度前後(18~30)が一般的でしょうか。
体の前後の動きよりも左右の動きで板を曲げていく感じが強いです。
前振りの効果は?
スピードの上限が上がることが第一だと思います。
当たり前ですが、人間は横向きに進むよりもまっすぐに進む方が恐怖心もないし、バランスもとりやすいですからね。
スキーの方がスノーボードよりも数段スピード域が上なのも納得です。
板からブーツやビンディングのはみ出す部分がかなり抑えられます。
その為、ドラグがかかりにくくなります。
ドラグとは抵抗のことです。
板を立てていくとブーツやビンディングのはみ出た部分が雪に干渉すると思います。
その干渉、つまり、板以外の部分が雪にずっている状態をドラグやドラグがかかる状態と言います。
内足を固定しやすくなります。
特に後ろ足の内足です。
体勢的に外側に開く足は使いずらくなります。
板の内側に足をたたみやすくなるので、理想的なカービングポジションになります。
スピード競技で使うアルペンボードはかなり前振りです。
前足60度、後ろが55度なんて言う選手も多いです。
結構その影響は大きいと思います。
スイッチスタンスを捨てて、ひたすらスピードやカービングを追い求めるのには適したぽじじしょんだと思います。
スタンス幅も変えたほうがいい?
一概には言えませんが通常より少し狭くすることをおすすめします。
2~4cmくらい狭くしても問題ありません。
自分の体は重心の移動だけで、板のカーブを楽しむというのが前振りの楽しさだと思います。
スタンスを狭くしすぎると、板が全然ゆうことを聞かなくなるので注意しましょう。
スピードを出せるようになった分、緊急時の回避方法は十分に考慮して、板を扱えるスタンスを保ちましょう。
スタンスを狭くする場合はノーズ側を下げましょう。
前振りの場合、セットバックを入れてもいいかもしれません。
一般的な滑りやすさでいうと、スタンスを狭くした場合、アングルは思い切り角度を付けたほうが滑りやすいです。
スタンスが広い場合は、アングルを緩やかにして、ダックスタンスに近い形にした方が板は扱いやすいと思います。
前振りのデメリットは?
上にも書きましたが、スイッチスタンスはかなり滑りずらくなります。
また、板の細かい操作が難しくなります。
スタンスを狭くした場合は特に難しくなります。
できないわけではありません。
板の特性を十分に理解していると思うように板が動くようになります。
前振りが向いている板は?
もちろんレース用や、フリーカービングといった硬くて長めの板がおすすめです。
ハンマーヘッドやメタル入りの板ですね。
直進性能という意味では、パウダーボードも結構向いています。
自分の今ある板が、ツインチップでもラウンドボードでも試してみてください。
ノーズ側のホールを一つ下げるくらいでちょうどいいと思います。
まったく別の滑り方ができるようになります。
スタンス・アングルについて
スタンス・アングルについては市の記事に書いてあります。
ご参考までにどうぞ。
まとめ
スピード域が上がるし、板そのもののカーブが楽しめる。
ドラグもかかりにくいので、カービングにもってこいです。
自分が前振りにするときは、30度18度、スタンス54~55cmで設定しています。
板を踏む楽しさやハイスピードでのカービングは、前振りでしか味わえないと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。