スノーボード なかなか厳しい世の中だけど 思いっきり楽しみたいよね!!!

【スノーボード】ベクトルから考える:ターンの話

  • 2020-12-16
  • 2020-12-16
  • 雑談

おはようございます。

今朝は雑談です。
ターンの主に切り返しの時、板がどの方向に進んでいるのかを考えてみました。

最後まで読んでいただけると幸甚の限りです。

【スノーボード】ベクトルから考える:ターンの話

結論

板の進む方向によって切り返せるかが変わってくる。
完全に進行方向のみにベクトルが加わっているのならば、板はどの方向にも切り返せる。

詳細は下に書きます。

ベクトルって何?

ベクトルは数学で出てくる用語だったともいます。
今回は力が加わる方向をベクトルと言いたいと思います。

板がずれるときには板の外側にベクトルがかかっています。
逆に板がずれないときは力がかかっていないときや進行方向や真下に力が加わっているときになります。

ベクトルが切り返しにどう影響するの?

単純な話なのですが、スライド時、板は谷側にベクトルがあります。
この時、切り返すと逆エッジになります。当然ですよね。
この時のベクトルの由来は位置エネルギーが運動エネルギーになったものですが、それは置いときます。

低速で板を滑らせましょう。
板がずれて進むと思います。
進行方向と谷側にベクトルが分散しています。
この時に板を切り返すと多少はこらえられますが、一定の角度を超えると逆エッジになります。

さらに高速で板を滑らせましょう。
谷側にベクトルがかからなくなり、進行方向のみにベクトルがかかるようになります。
こうなると、山側のエッジだけではなく、谷側のエッジも使うことができるようになります。

これはあくまで理論で、進行方向に100%ベクトルが加わっているときのことです。

切り返すタイミングって?

上のことを考えると板を切り返すタイミングは進行方向に力のベクトルが加わったタイミングになります。
ただ、このタイミングは実をいうとかなり遅いです。

言ってしまえばターンが終わって・・・真横に滑り始めるタイミングになります。
こうなると、ターンで生まれたもう一つのベクトル「遠心力」が使えないんですよね。

上にも書きましたが、スノーボードは位置エネルギーを運動エネルギーに変えて動くスポーツです。
これに遠心力が加わって加速ができるようになります。

ではどうやって遠心力を使うかですが、これはタイミングがかなりシビアです。
カービングターンが終わるタイミングの抜重のタイミングで板を切り返し、ベクトルを板の外側、つまり山側までもっていく必要があります。
つまり、遠心力を山側に持っていくんです。

プロのカービングを上から見ると、板の裏側が山側からも見えます。
このコンマ数秒のシビアなタイミングで板を切り返すことにより、力をスピードに変えて加速することができるんです。

ちなみにこのタイミングを逃すと、板がずれ始め、谷側にベクトルは動いていき、ターンのタイミングを逃します。
上に書いたように谷側のベクトルがなくなったタイミングでしか、板を切り返すことができなくなります。

ベクトルを意識してみよう

滑ってるときにとやかく考える頭でっかちはあまりよろしくないんですけど、思い出した時にでも意識してみてください。
今の板の動きとそれに対するベクトルってどうなっているのかなっと。
単純に力の方向で問題ありません。
そうすると、今切り返すとケガするとかなんとなくわかってきます。

まとめ

ベクトルは板に加わっている力のこと。
意識することでターンのタイミングがつかみやすくなるかも。

自分は物理とかが好きなので、こういうことを考えがちなんですが、経験の方が大事です。
谷側に飛び込む勇気が必要になってきますが、カービングターンを上達するには必要だったりします。

もう一つ上のレベルに行くためにはできなかったことを克服する必要がありますもんね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。