スノーボード なかなか厳しい世の中だけど 思いっきり楽しみたいよね!!!

【スノーボード】ワックスの話:イメージでとらえてみよう

おはようございます。

今朝はワックスの話です。
ホットワックスのイメージ図を作成しました。

最後まで読んでいただけると幸甚の限りです。

【スノーボード】ワックスの話:イメージでとらえてみよう

結論

クリーニングとホットワックスは目に見えない部分が多いです。
今回は図を交えてイメージでとらえていきましょう。

詳細は下に書きます。

イメージ図

ソール面が上、デッキ面が下になっています。
ギザギザはストラクチャーを表しています。
基本的にエッジ部分ぎりぎりまでワックスを削ると思っておいてください。

クリーニング①(液体クリーナー)

1シーズン通して使った板は表面に汚れが付いたり、ワックスが劣化したりしています(左図)。

そのため、液体ワックスで古いワックス表面を溶かして落とします。
クリーナーが終わった後は右図のようになりますが、ストラクチャーの隙間には汚れや古いワックスが残っています。

クリーニング②(ワックスによるクリーニング)

クリーニングワックスをホットワックスすることにより、古いワックスも溶解をはじめ、新しいワックスに汚れが移っていきます(左図)。

ワックスが暖かいうちに取り除き、金ブラシで汚れを取ることにより、右図のようにストラクチャ深部にワックスが残った状態になります。
この時、汚れははがしたワックスに移っており、汚れはほとんど落ちた状態になっています。

ベースワックス

新しいワックスを塗りこんでいます。
表面に付着させるのではなく、古いワックスと結合させながらワックスをかけます。
ソール面を温めすぎることはよくないですが、ある程度温まらないと古いワックスが溶け出してこなくて、うまく新しいワックスと結合しません。(左図)

きれいにワックスが統一化されてスクレーピングが終わるとベースワックスがけが終了になります(右図)。

滑走ワックス 1回目

滑走ワックスを塗りこんでいくのですが、ベースワックスに溶かし込みながら行います。
ベースワックスを溶かしながら結合させていくイメージです(左図)。
ここで急に硬いワックスを使うと十分にワックス同士が混ざり合わずに弱い結合になって今います。

スクレーピング後は濃度不十分のところまでしか板にワックスが残りません。
ソール面が滑走ワックスとベースワックスでまだらになっている感じです。
この状態でも滑れるのですが、十分なパフォーマンスが得られません(右図)。

滑走ワックス 2,3回目

2回3回と繰り返すことで、滑走ワックスの濃度が上がっていきます。
また、冷やして溶かしてを繰り返すことでワックスが複雑に混ざり合い、強度が増します。

まとめ

クリーニング及びワックスを図を使って説明しました。
滑走ワックスは繰り返すことで付着しているワックス濃度が上がり、求めている滑りに近くなっていきます。
また、2種類,3種類,フッ素,グラファイト等を混ぜることでワックス内の結合は複雑になり強固なものとなります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。