おはようございます。
今朝は板の話です。
エッジについて書きます。
最後まで読んでいただけると幸甚の限りです。
【スノーボード】板の話:エッジについて
結論
エッジは板の周りをぐるりと囲んでいる金属。
ベースエッジとサイドエッジがあり、両方を調製することでエッジ角となる。
エッジ角を付けると雪に板が咬むようになりますが、雪にエッジが引っ掛かりやすくなります。
詳細は下に書きます
エッジって何?
エッジは板の周りをぐるりと囲む金属の部分です。
基本的には金属ですが、何もない場合もあります。
購入したばかりの板は90°直角に設定されています。
削って角度をつけることにより、板(エッジ)が雪にかむようになり、板を立てやすくなります。
金属製ですから錆びますし、丸くなります。
また、削りすぎてもある程度の修正はできます。
できますが、限度があり、これ以上削れない状態になることもあります。
さびについては錆を落とす道具やエッジに錆が発生しないようにする道具があります。
マッキーのような油性ペンを塗っておけば錆を防げますし、紙やすりで錆を落とすことも可能です。
さびてしまうとエッジに抵抗が生まれるので、スムーズに滑れなくなります。
エッジは力がかかるところでもあるので、丸くなります。
丸くなったら削る必要があるのですが、エッジ部分は小さいので、総頻繁に削ることはお勧めできません。
エッジ角について
エッジを削ることによってつける角度をエッジ角といいます。
ベース(下)部分を削ってできるのをベースエッジ角、サイド(横)部分を削ってできるのをサイドエッジ角といいます。
両方を調整することでエッジ角となります。
基本的に削るのはベースエッジになると思います。
0.5~3°くらいの範囲で削ります。
カーブ時の板の食いつきが本当に変わります。
サイドエッジはベースエッジに比べるとかなり慎重に扱います。
基本的に削らなくても大丈夫です。
0.25~1°くらいの範囲で調整をします。
板の粘りがかなり変わります。
板を立てた状態から戻す時の抵抗になります。
長い間、エッジに乗ることができるようになるのですが、クイックな返しには弱くなります。
サイドエッジも削ってくれるお店は少ないと思います。
スキーは結構削るので、隙のお店とかは対応してくれるかもしれません。
自分で削るメリット
ワックスと違い、エッジを削るのは取り返しがつきません。
しかもただ削ればいいというわけではなく、0.5°単位で削る技術が必要になります。
なので、上達もしづらいんですよね。
エッジシャープナーなどといった道具も地味に値段が高いですし、金属片も飛び散るので、自室で行うのは向いていません。
とはいえメリットもあるんですよね。
エッジ角を部位によって細かく設定できるという点です。
基本的にエッジ角をつける部分は有効エッジの部分になります。
食いつきはよく、抜けもよくという設定は一律のエッジ角だと得られません。
カーブのピークの部分に使うエッジの角度はきつめにして、後半は角度を緩くするということが必要になります。
めちゃくちゃ難しいですが、自分で仕上げる最大の利点になります。
古いスノーボードで腕を磨くのもいいかもしれません。
まとめ
エッジは板の周りにある金属の部分で、板の食いつきを左右します。
削るのは難しく、技術が必要ですが、道具があれば誰でもできます。
ベースエッジで咬みつき、サイドエッジで粘りを調整します。
エッジはただ削ればいいというわけではありません。
引っ掛かりを増やすので、やりすぎると逆に滑りにくくなってしまいます。
加減がとても重要になりますので、自分でやるのか、お店に任せるのか、慎重に選びましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。