おはようございます。
今朝は板の話です。
板を選ぶうえで重要となる板の硬さの指標:フレックスとトーションについて書きたいと思います。
最後まで読んでいただけると幸甚の限りです。
【スノーボード】板の話:トーション・フレックスって何?
結論
フレックスは板の反りに対する硬さ。
詳細は下に書きます。
トーションはねじれ方向
トーションは板のねじれのことを言います。
右足から左足の間のねじれです。
右かかとを上げたとき、左つま先がどれだけ上がるかということになります。
板の選定時はわかりずらいかもしれません。
板の下の方を固定し、両手でグネグネやるんですけど、実際力が加わる位置とは違うので難しいと思います。
やわらかいと板の操作がしやすくなります。
その反面、パタツキが増えるため、高速安定性が失われます。
カービングがしにくくなります。
しかし、板を返しやすくなりもします。
片足のエッジをひっかけやすくなります。
回転系のジャンプはしやすいかもしれません。
かたいとその逆の効果があります。
カービングはしやすくなりますが、アドリブを利かせずらくなります。
両足をそろえやすく、力のベクトルがそろいやすくなります。
そのため、板をしならせやすくなります。
フレックスは反りの方向
フレックスは板のしなりやすさ及び反発性を示しています。
板の中心を押すと板が反っていきます。
反らせる力が必要なほど硬い板となります。
やわらかい板ほど扱いやすい板となります。
曲がるときに板をしならせる力が少なくて済むからです。
また、板を十分に立たせなくても曲がることができます。
体重の軽い人、女性や子供に向いています。
ただ、体重のある男性はかなり扱いづらくなります。
常にしならせている状態になるので、遊びがなく、操作できる範囲が少なくなってしまいます。
硬い板は反らせるのに力が必要な分、タイミングが重要となります。
体重のある男性はそこまで気にはなりません。
体重の軽い人が扱えないわけではありませんが、脚力や遠心力をうまく使う必要があります。
反発は素材に大きく左右されます。
基本的に硬い板は素材にメタルもしくはカーボンを使っていることが多いです。
併用しているものは少ない気がします。
メタルは反らせることが難しいですが、反発は比較的ゆっくりです。
じわじわと大きく曲がるフリーカービングに向いています。
重いので、雪に突き刺さる安定性を持ち合わせています。
OGASAKAのFC-XやMOSSのTWISTER PROSPECTなどが代表で、ハンマーヘッドが多いです。
カーボンは板自体を軽くでき、カービングに向いているとともにジャンプなどにも向いています。
習慣的な力の集中が素晴らしいんですよね。
また、カーボンの作成は再現性が良く、個々の板のばらつきが少ないんですよね。
YONEXがカーボンの板を得意としています。
今では入手困難ですが、F2のELIMINATER CARBONなどもあります。
ノーズのフレックスにも注目してみよう
板の中心を押してフレックスを確認することはよくあります。
ノーズ部分をグニグニして硬さを確認してみましょう。
結構曲げにくいですが、やわらかいと雪へのあたりがやわらかくなり、扱いやすい板になります。
フレックスとトーションの組み合わせは?
フレックス トーション
硬い 硬い
やわらかい 硬い
やわらかい やわらかい
この組み合わせになると思います。
まとめ
反りやすさと戻りやすさ(反発)がある。
トーションはねじり。
組み合わせによって得意な滑りが変わってきます。
自分の滑りに板を合わせることも楽しいですし、板に合わせて新しい滑り方を発見するのもいいですよね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。