おはようございます。
今朝は雑談です。
スノーボードのスタイルについて書きたいと思います。
最後まで読んでいただけると幸甚の限りです。
【スノーボード】スタイルって何?:この概念って結構大事
結論
あればかっこいいんだけど、おいそれとつかないのがスタイルなんですよね。
詳細は下に書きます。
きっかけは1冊の本から
最近販売された本に「スノーボードを生んだ男 ジェイク・バートンの一生」があります。
せっかくなので手に取ってみました。
この本のレビューはおいおい書くとして、その本の中でこんな項があります。
「スタイル」という価値観
「あの人の滑りにはスタイルがあるね」
「スタイルが出ている」
「スタイルを入れる」
アメリカで発生したヨコノリ文化ならではの発想だと思います。
作ろうと思ってできるものではないけど、いつの間にかついていたりする。
イメージとしてはかっこいい癖とかスペシャリテとかですかね。
同じ技でも全く違く見えるのはこのスタイルのせいだと筆者は言っています。
このスタイルがあるのがスノーボードの良いところです。
そしてその反面、競技としての評価が難しいところです。
高く飛んだ、何回転した、何回ひねった、グラブの位置と時間。
1998年の長野五輪からスノーボードが競技として採用されましたが、上のような数値化できる部分に対してスタイルは数値化できないです。
見ている人の好みでしかないですからね。
だからスノーボードは同じ技でも差が出るんでしょうね。
なんかそういうところが正確性を競う他の芸術性を競う競技と違うところなんでしょうね。
日本人には理解しにくい?
自分の思い込みかもしれませんが、このスタイルは日本人にはつかみにくいのかもしれません。
スタイルって加点だと思うんですよね。
それに対し、正確性は減点。
減点を恐れるとスタイルって出にくいと思うんですよね。
最初は尊敬できる人の滑りを真似していくだけでもいいと思います。
その中で自分のスタイルを見つけ、確立していくといいんでしょうね。
日本人のそういう部分は国産ボードにも反映されている気がします。
決して悪くはないですし、まじめな部分が板に出ているんですよね。
繊細で乗りやすくきれいに滑るボードが多いです。
いろんな滑りができますが、板の性能が良すぎて自分のスタイルを組み込みにくい感じがするんですよね。
本の中でテリエ・ハーコンセンは語ります。
「望もうが望むまいが、誰もが違うスタイルを持っている。それは測ることはできない。僕は小さい頃はクレイグ・ケリーを尊敬して真似をしていたけど、成長してから自分のスタイルを身につけた。背が高い人もいれば、手足の長い人もいる。体格によってスタイルは変わる。自然なスタイルを持っていない人もいる。頭で考えてトリックをやっているような人は、スタイルが表現できていない。僕が思う良いスタイルとは、簡単そうに見えて、突き出ていて、取り散らかしていない滑りかな。うわべだけでなく、パワーもスピードもある滑り」
テリエの求めるスタイルは修練の先にあるものですが、自分たちの参考になることもコメントの中にありますよね。
憧れや尊敬の先と同じ滑りができるとは限りませんが、自分の体格だからこそ表現できる滑りがあるんですよ。
そう考えるといろんなことをやってみようって気になりませんか?
不得意なことがあったとしても、他の部分で自分を表現できるって気になりませんか?
壁ができたり、面白く感じなくなった時にこの考えをもっていると気が楽になると思います。
それが自分のスタイルの足掛かりになるわけですしね。
まとめ
ただ、意識しておくと自分のスタイルも理解しやすいかもしれません。
かっこいいスタイルが身についたらいいですよね。
自分自身、このスタイルというものがないんですよね。
今シーズンはいろんなことが発見できて楽しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。